156話(最終話)
いよいよこの日を迎えました。
ミサンガは、切れて願いがかなうのを待つためのものじゃなくて、
「希望を持ち続けること」の誓いのようなものなんだなと思う。
だから切れるのは本当の目的じゃないから、これでいいんだ。
ユイ贔屓の私としては、うれしいシーンがいっぱいあった。
くす玉を割ったのはユイ。
駅のホームで、アキに「行ってみようか」と言ったのはユイ。
「行こう、アキちゃん」が、この長くて濃いドラマの、最後のことば。
「来年もある!」と疑わずに断言するアキの強さ。
いつ何が起きてもおかしくない、来年もある保障はないと知っているユイの強さ。
その対比も深い。
トンネルを抜けて、灯台に向かって走るふたり。
アキの洋服が、毎日見てきたオープニングと同じもので…
でも今は、隣に友達がいる。そこが違う。
さわやかなラストだったなあ。
……と、気持ちよく締めたいところなのですが。
ちょっとだけブーイングだったのが水口。
貴重な化石を手にしたところで、その価値もわからずに粗末に扱ってたら
それは「見つけた」ってことにはならないんじゃない?
リアスでのベンさんへのあの態度、「証人がいますからねぇ」って、
笑うところなんだろうけど「あはは」とは思えなかったわ~。
でも、新聞記事には「小学生お手柄」ってなってたからまあよしとしよう。
(ちなみに、これも実話に基づいてるみたいですね)
水口は今後、「琥珀のベンさん」に続いて「化石のタクさん」として
がんばっていってほしいと思います。
それにしても、あのホネ見ただけで、なんていう恐竜のどの部位かが
わかってしまうベンさんって、ただものじゃないんじゃ……
「潮騒のメモリー」のリレーもとてもよかった。
「マーメイド」の歌詞を目にしたとき、今さらなんだけど
「あ、そうか。声を取り上げられた人魚姫…」ってちょっと思ったけど
それは深読みしすぎですかね。
余談だけど、あの曲歌ってると、「♪潮騒のメーモリーズ♪」って
なっちゃいません?(^o^;)
またまた余談なんだけど、今年息子の小学校が創立140周年で、
そのイベントとしてさかなクンが講演に来てくれるんだって!!
ギョギョギョ~!!!
でも親は参加できないそうで、子供たちも先生もいいなあ、いいなあ~。
忘れ物届けるふりして行っちゃおうかなあ。
なんならランドセルしょって小学生になりすましてもいいわ!
おそらく朝礼のときみたいに全校生徒が体育館に集まるんだろうけど、
チビな息子は前から3番目。おおぅっ、なかなかのアリーナ席!
普段コンプレックスな背の低さも、ここでいいことあったね♪
さて。
「あまちゃん」が終わりまして、このブログも今日で終了です。
50話からという中途半端なスタートでしたが、
とにかく毎日書く、ということを目標にして続けてきました。
私にとってこれは、ある意味での、「リハビリ」でした。
おつきあいくださった方々、本当にありがとうございました。
4月から半年間、生活の中にずっと「あまちゃん界の人々」がいて、
内容やセリフを、実生活にリンクさせながら過ごしていました。
この半年の間に、私自身も奈落に落ちたり、悲しみが止まらなかったり、
仁義なく戦ったりして、今、もういちど「いつでも夢を」と思っています。
そして「そうだね、熱いよね!」って笑って最終回を見ることができました。
そして、今回の朝ドラを見ていて、
「1分という時間、1行のセリフで、どれだけたくさんのことを表現できるのか」
ということをすごく学びました。
そして、実生活での人とのおつきあいも、1分の時間、一言のことばって、
本当に大事なんだなぁと。
個人的な希望としては、続編とかスペシャルとかはしないで、このままがいいなぁ。
みなさんそれぞれの中で同じことが起きてると思いますが、
「あまちゃん」の面々はずっと心で生きていて、
時々、「アキはどうしてるかな? ユイは元気かな」って
そんな感じで想いを馳せてにやにやしてたいです。
ああ、楽しかった!
ありがとう、「あまちゃん」。
あまちゃんメンバーと一緒に暮らした2013年の春夏を忘れないよ。
最後に、ヒロシが作った北三陸市観光協会ホームページ。
これを見て、ほのぼのした気持ちで最終回を受け入れられました。
ヒロシの撮影した動画の素人っぽさがなんともいいです。
ちゃんと、ドラマのお座敷列車のシーンとかぶってます。
もう、さびしくないよ!
http://www1.nhk.or.jp/amachan/kitasanriku/index.html