52話
うーん、アキ、いい子だねぇ…(涙)
朝っぱらから泣いてしまったわ。
「アキちゃんにとっては想い出でも私には夢へのスタートなの! 本気でやってほしいの!」って前に言ってたユイのセリフがうまく対比されてると思う。
夢>想い出
とユイは主張してたけど、そうか、
夢<想い出
って考え方もあるんだなーと。
というか、夢も想い出も、優劣なんかつけられない、同じくらい大事なんだなって。
おばちゃん、アキちゃんのまぶしさに、なんだかほっぺた叩かれた気分よ。
ユイちゃんと想い出つくりたい、ってアキのいじらしい想いが可愛い。
私はずっとユイ推しで、野心家で向上心の高いティーンの女の子って大好きだったんだけど、ユイがイライラして時々キレるようになってからちょっと風向きが変わった。
あれって演出なのかなあ、なんであんなに叫ばせるんだろ。
ピュアでちょっとおバカなアキって、私はちょっと苦手だった。
でも最近のアキを見てると、やっぱり純粋なひとの勝ちなのかなと思う。
そもそも、ああいう子は「勝ち負け」って意識は希薄で、その時点でもう、かなわないんだよね。そんなアキの隣で、自分の器の小ささにもがくユイのほうにめちゃくちゃ感情移入する。
水口の電話の内容、私は「海女のアキのほうがいい線いってる」みたいに言ってて、ユイはそれがショックで来られなくなったのかなと思ったけど、なーんだ、プレッシャーでおじけづいちゃってたのね。
何を言っとるだ、チャンスだべ!?
秋元さん…じゃなくて太巻さんとつながる願ってもない機会だべ!?
んー、でも、普段ギラギラしてるのに、ここぞという時に弱いっていうのも、苦しいくらいわかるんだよなぁ…
あと、ヒロシは栗原ちゃんとは「なりゆきでなんとなくそうなってしまったが、同じ職場ゆえ切ることもできなくなった」みたいな感じでつきあってるのかと思ってたけど、今日のこっそりしたいちゃいちゃぶり、まんざらでもないんじゃん(笑)
私は栗原ちゃんは吹越さんとくっつくと思ってたけどなー、男と女はわからんね。