62話

今日いちばん印象的だったこと。

ユイのお母さんのお洋服が、

素敵。

「ダサいポロシャツ着てザンネンなエプロンして」

ってユイに言われて、オシャレに気遣ってるのかしら。

赤いサマーニット（かな？）もフレアスカートもすっごく似合ってて、

あれが部屋着ってありえないよなー。

まあ、あんなファッションでリビングにいても違和感がないっていうのも

豪華なおうちだからこそだよね。

「東京はあの子が思うような夢の国じゃない」

かぁ…

でもね、ユイにはがんばってほしいのよ。

せっかくいいもの持ってるんだから。

ユイは「ココ」ってところをはずしちゃう弱さがあるんだよなぁ。

それがもどかしい。

「北鉄のユイちゃん」として町おこしに協力するのがイヤになっちゃったんだよね。

北鉄のユイである以上、囲われちゃって出られないって。

それでふてくされて家に閉じこもってるんだよね。

でも、そうやっていじけて、パソコンで他の活躍してる子たちをイライラ見てたって

なんのトクにもならないんだよなあ。

わめくだけわめいてふさぎこむんじゃなくて、

「東京進出して全国放送で日本中に北鉄や北三陸をアピールしてくるからね！」って

明るく説得すればいいのに。家族だって反対ってわけじゃないんだから。

そこがね、前に水口さんが言ってた「本気を見たい」ってことなんじゃないのかな。

そして「フェスをやろう！」か。

ほんとにいろいろ考えつくね、アキは。

それもユイのために、だよね…

これだけ恵まれた環境にいて、うじうじしてる場合じゃないよ、

がんばれユイ！

（あ、がんばれって言われるとがんばれないんだっけ　(^_^;)　）