102話
昨日も思ったんだけど、アキが春子と電話で話してるとき
「アキ、そっち帰りたいよ。いいよね?」
って、そこだけなまってない…
そこまでせっぱつまった、ぎりぎりのところまできちゃってるってことか…
「つらくなったら帰ってこい」とたくさんの人が言ってくれる北三陸で、
唯一、母親だけが「帰ってくるな」と突き放す。
リアスでの春子の言いぶん、なんか打たれたなぁ。
「あの子が帰ってくるときは、黒山のひとだかりができて、
市民ホール(だっけ?)でコンサートしなきゃだめなの」
(みたいな感じね、うろ覚えですまん)
っていうのを聞いて、そうか~、春子はそこまで応援してたのか~、
形は違うけど内心は小野寺ちゃんのお母さんと同じだったんだねと
軽い驚きをおぼえつつ、あたたかな気持ちになりました。
「母親の夢を娘に託した」っていう一連のセリフに
「それはちょっと違うんじゃないか」と思ってたけど、
そういう要素もあったのね。
春子の場合、それだけじゃなくて、自分の過去へのリベンジもあるんだと思う。
「ちょっと見てくる」じゃなくて、本腰での東京進出。
どこに住むのかな~、正宗のところには行けないよなあ。
そして夏ばっぱは、また海辺で春子の乗る電車を見送ったんだろう。
今度は旗は振ってないかもしれないけど、その表情がリアルに想像できて
なんだか泣けるなぁ…(ノ_・。)
大吉さんはツライところだと思うけど
運休は他のお客さんが困ります。
東京に出向いた春子が、このところの「北三陸ファッション」から抜けていて
格好が戻っていたのでちょっと安心しました(笑)
鈴鹿ひろ美もねー、彼女、なんにも悪くないよね。
目の前の仕事がんばってきただけだもんね。
今さら真実をつきつけられて、ひろ美はどう思うのかな。
やっぱり「ちゃんちゃらおかしい」って、笑い飛ばすのかな。
きっと彼女は今まで長い間ずっと、つらいことも理不尽なこともぜんぶそうやって
流してきたんだろうなあ、そうでないとやってこれなかったんだろうなあ、
と思うと、ほんの少し胸が痛むのです。