134話
「こわくて行けない」
修学旅行で上京しようとして骨折。
アキと上京しようとして父親が倒れる。
夏と上京しようとして母親がそこにいることを知る。
そして、GMTコンサートのため上京しようとして……
これまで何度も何度も、
「行こうとするとアクシデントが起きるから上京できなかった」ユイ。
でも、もうユイの中では、
「私が東京に行こうとすると、不幸なことが起こる」
としか思えなくなってしまったんだろう……
周囲がどれだけ「違うよ、ユイのせいじゃないよ」と言ったところで無駄なのだ。
ユイにとってもう、それはジンクスを超えてしまっていると思う。
北鉄に向かって手を振る人たちの笑顔が、いいね。
「手を振る」って、いいね。
言いたいことがあるとか、何かを求めてるとかじゃないんだよね。
もちろん、「さようなら」でもない。
ただ、めぐり合わせた人と人が、あたたかな親愛の気持ちを交換しあうような。
おうい、おうい。おうい、おうい。
私たちはここにいるよ、あなたたちもそこにいるね。
あれは地元のエキストラさんたちよね。涙なくして見られません。
あのとき、自粛モードのテレビ番組の中、すごく早くに通常再開したのが
子供の教育番組だったね。
まだ3年も経っていないのに… なんだか自分の中で、もうすでに
はっきり思い出せなくなってることもある。
それがいいことなのか、いけないことなのか…
今週の「あまちゃん」見て、考えたいと思う。